・吉祥寺講座
[境域の秘密]
1月11日☆「最高に醜い存在」こそが本当の自分だと思い知る…「自己認識」。自分を消し、あるい
は点のような存在になって初めて「自我」と出会う。その「自我」感情を強化するために、
1日に5分間だけ、他人の不正を一切問題にせず、自分の身に起こったことと考える。他の人
の問題が自分の事だと思えるように。エゴだけに閉じこもっていると、自我感情は強くなら
ない。この世のすべては、自分と深い縁がある。地球上のあらゆること=「自我」(第二の
自我)なのだから。
2月8日 ☆大雪のため中止になりました。午後のドイツ語講読会は行ったのですが、帰りの交通機
関が危いので急きょ、夜の講座は中止に。HPに掲載しましたが、当日ご迷惑をおかけし
た方々に心よりお詫びいたします m(_ _)m
今後、大雪、台風などの場合の中止情報は、2時間前までに協会HPトップに掲載致しま
す。
22日☆第7講の復習と第8講。「自分の中の神が本当の自分だ。」あらゆる人間の中にいる本当
の自分。自分の中の神。あなたの中の、本当のあなた。
3月29日☆「境域の秘密」講義最終日。とてもとても内容の深いテキストでした。横浜カルチャー
の「霊界の境域」講義も前日に終了。私たちは物質界にいながら、同時に二重三重の世界
に生きている。だからそれぞれの世界の特徴をよく知っておかなければならない。そのす
べて、まるごと私たち「人間」なのだから。「人間よ、汝自身を知れ!」
[宇宙の霊性と人間の物質性を結ぶかけ橋]
4月5日 ☆ 人間は三つのまったく違う形で外に向き合っている-神経感覚系、呼吸循環系、代謝運
動系。三つはそれぞれが独立して、連携しあっている。支配、被支配だと病気になる。
社会も同じー精神生活、国家・法生活、経済生活。どれかが他の二つを支配すると病気
になる。それぞれが独立して、個々の機能を発揮するとき、社会も健全。
経済が他の二つを支配している今の社会=病気なんだ…しかもかなり重い。
5月10日☆人間は孤独な存在じゃない。固体状の肉体だけが人間なのではなく、液体状のからだ
(エーテル体)、空気状のからだ(アストラル体)、熱のからだ(自我)というからだ
も持っていて、それによって私たちは相互に浸透し合い、そして環境に浸透し、宇宙
にまで広がっていく。そうすると私たちは、社会のからだ、民族のからだ、人類のか
らだ、地球のからだ…etc、もっとたくさん「からだ」を持っていることに気づく。
6月14日☆自分の中の何かが相手の中に、相手の中の何かが自分の中に流れ込む「霊的感覚」を
大切にしよう。それは流動するからだ(エーテル体)で実感できる。本当の意味の
「道徳」も同じ。それは、時として自分よりも相手の方が大事で、相手のことを自分の
ことのように喜べること。肉体だけが「私」だと思っていると、エゴイズムから抜け
られない。人間は、もっと広がった、他者や世界のかなしみを自分のことのように呼
吸する、宇宙全体のいのちを担った存在なんだ。
7月26日☆私たち一人ひとりは宇宙だ。私たちが抱く道徳理想が、宇宙創造の源になる。「宇宙の
エネルギーは、人間の道徳的な思考を通して新たに蘇生させられるのです。」
しかしこの道徳的宇宙秩序は、唯物論によって編み出された「素材とエネルギー保存
の法則」によって覆い隠されている。実際は、「人間の皮膚の中で生じる事柄は、宇
宙の消滅と宇宙の生成とに介入しているのです」― なんてすごいことだろう!!!
9月13日☆「宇宙道徳」…宇宙そのものが道徳的な意志によって成り立っている。「私たちは霊学そのもの
を道徳的な衝動の源泉であると思っています。ですから霊学を学ぶことで、道徳的なものに心を
燃え立たせることができる筈なのです。霊学上の認識に由来する情熱は、同時に高次の意味での
道徳的なものの源泉でもあるのです。」つまり、心が熱くなる状態。存在の意志を共有しようと
する。あらゆるものに縁がある。関わりがある。霊学は心を燃え立たせるもの。
[三分節化の謎]
12月20日☆一人ひとりの何気ない行為が宇宙のエネルギーになっている。一人ひとりの人体に宇宙のすべ
てがこもっている。「人間の頭部は、地球紀に先行する三度の惑星紀から形成され」、肢体は
「未来の諸惑星紀のための出発点」。人間は過去と未来の存在を担っていて、両者を呼吸循環系
で結びつけている。「本来の地球の人間」は、胸部人間=「感情の人間」だけ。
・町田講座
[ミカエルの使命]
2月4日☆「自分が考えなければいけないことと、 外の環境、外の自然が語ることとの間に不一致を感じて
いる人たち」はこれからますます増えてくる、という。前世から担ってくる思考や感情の成果
は、地上を離れていた間に変化した地上の状況とはもう一致しなくなっている。
だから自分の思考と地上の状況との不一致を感じてしまう…この魂の分裂、二重性を克服するた
めの内なる仲介者」とは? ー 続く。
3月4日☆ ゴルゴタの秘蹟の内実に深く浸透するために用意されたギリシア文化・ギリシア的思考
(ルツィフェル文化)と15世紀以降に生じた自然科学的認識(アーリマン文化)との間の
内なる仲介者…キリスト衝動。ルツィフェル的要素とアーリマン的要素に分裂された状態
に他者と融合しようとする感情の文化、キリスト衝動で橋をかけなければならない。
エーテル的本能が融合しようとしているのに、思考がそうさせまいとしている。自分の考
え方が強制されているのに気づかないんだ.
5月13日☆「全智なる神」と「全能なる神」・・・4世紀まで神は「全智なる神」だった。決して
「全能」ではなかった。それが自然必然的な考え方の自然の全能という言葉と重なって
「全能なる神」にすり替わった…「全能」では物質の世界が基準になって、唯物的になっ
てしまう。それを超える霊的な立場、私たちの中の霊性、私たちの中に人格として、自
由な能力として生きている「神」を見出せ。
6月3日 ☆ 第一次大戦に到る決定的な諸場面で、それに関与していたヨーロッパの3、40人の意
識はアーリマンによって曇らされていた…
今、日本を無理やり大きく変えようとしている政治家たちの意識は曇らされていない
か。
(*集団的自衛権行使容認について、ぜひ「泥憲和 元自衛官」で検索して下さい。)
7月29日☆ アーリマン的な産物である技術と産業と営利主義(あるいは金融資本主義)が果ての
ない破壊衝動を生んでいる。破壊と憎しみ。今はその衝動を、すべて理性(ルツィフェ
ル)が肯定し、合理化するので、ルツィフェルとアーリマンが一つになって区別がつか
なくなっている。 現代の悪とは「見通せなくなった破壊衝動」だ。私たち一人ひとりの
中にある、その破壊衝動に今、しっかりと向き合わなければ、人類も地球もどんどん破
壊されていってしまう。
10月7日☆現代の学校教育は自然主義的「全能」にどっぷり浸かっている。「仕方ない」という発想はすべ
て自然主義的、唯物的発想。こういう人生になったのは仕方ない、と思うな。それは「現代の日本
の学校教育」にまんまとはまってしまっている。 私の中には空間的、歴史的にとほうもない拡が
りがある。その拡がり、はるかかなたな昔(意識が途方もなく広がっていた原インド期、原ペルシ
ア期)に対する憧れ。あなた自身の能動性=自由を取り戻せ。そもそも存在の根本である土星紀に
は必然ではなく、自由があった、というのが神秘学。すべてはそこから出発している。
12月2日☆ゴルゴタの秘蹟以前と以後。以前は「空気の魂の過程」。「地球を取り巻く大気の中には、かつ
て魂が」あり、まだ魂を呼吸していた。そしてキリストが地球と結びついたことによって、ゴルゴ
タの秘蹟以後は、「光の中に、以前空気の中に存在していたのと同じ空気の働きが取り入れられ
た」=「空気の魂の過程」。だから光=感覚を能動的に働かせよう。そうするとき、魂が宇宙と交
流する。たとえ部屋で一人思っていても、その思いは客観的な宇宙経過となる。意識のこの変化が
今、必要。「ミカエル文化の導入とは、このことをいうのです」。
・ソフィアの会
[治療教育講義]
1月22日☆瞑想。毎晩「私の中には神(神霊)がいる」・毎朝「私は神の中にいる」ということばを心
の中に生かす。「そのとき初めて…人間に結びつくことができる」。「細事への畏敬」の念
とともに。そうしないと、私たちはすぐ虚栄心のとりこになってしまう。「現実」を把握し
たいと思うなら、「もっとも些細なことへの畏敬の気分」を徹底させなければならない。
[シュタイナーの死者の書]
2月26日☆親友の詩人モルゲンシュテルンが亡くなった直後にウィーンで行った講義。言葉になら
ないくらい、すごい…。「全体が見事に構成されていて、まるですぐれた交響曲を聴くよ
うに美しい」と或る人が言ったという。宇宙全体、霊界全体から、深遠で、壮大な交響曲
が響きわたり、地上の、肉体をまとった私たちを包み込む。
[オカルト生理学]
4月9日 ☆「人間の生命の本質とは何か」-無知のままでいるのは人間の崇高な使命に対する冒涜
であるーとシュタイナーは語る。
肉体だけを対象にする唯物論的な生理学ではまったく知りえない人間の深い本性。「人
間は宇宙の神性のひとつの現れ」であり、「宇宙の霊は知ることのできる力を私たちの
中に組み入れた」のだから、人間本性を認識することは私たちの「義務」である。
だからもっと多くの人にこの本を読んでもらいたいのに、今では残念ながら入手困難と
聞きました…筑摩書房さん、ぜひ再版お願いします!!
[芸術の贈りもの]
6月11日☆シュタイナーの木彫「人類の代表」。
古代アポロンの格言「汝自身を知れ」は、「均衡への努力の中で汝自身を
知れ」という意味だった。。。まさに「三」の原理です。
7月2日 ☆「この世におけるそれぞれの色は、かつては物質に結びついていない神々
の想い」であり、「今私たちが周囲の色を見るたびに、途方もない過去に、
神々の想いが色となってこの世に現れたときのその太古のプロセスを思い
起こ」している(巻末解説)。はじめに言葉があった。その言葉は、神々
の「宇宙創造への想い」であった。「その想いが色となってこの世に現れ」
た・・・「色」を深く体験しよう。
[シュタイナー ヨハネ福音書講義]
9月10日☆ヨハネ福音書に込められた偉大な宇宙的諸事実、宇宙論。「実際、宇宙の秘密に参入した者にと
って、この書は人類史上最高度に意味深い文献のひとつなのです。」太陽ロゴスであるキリスト
が、なぜ3年間、イエスの肉体に住まわれたのか。ゴルゴタの秘儀とは何か。。。本書の内容が
あまりにも深く、衝撃的で、今は多くを語れません。
[シュタイナーのカルマ論]
12月3日☆この世の闇を生きている私たち。カルマにがんじがらめにされている、と思うと息苦しい。
「今の自分が肯定できればカルマも肯定できる。」そうして今、この瞬間から自分が新しいカルマ
を作る。いつからでも新しく始めることができる。